システムコードの一部を物理メモリ上に常駐させる

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高速化が期待できるメモリチューニングの方法として、WindowsXPのシステムコードの一部を物理メモリ上に常駐させる方法もあります。具体的には、次のレジストリ値を「1」に変更して、コンピュータを再起動します。

レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
値の名前 DisablePagingExecutive
種類 REG_DWORD
データ 0(デフォルト)または1(有効)

 

WindowsXPは、ユーザーモードとカーネルモードのシステムドライバ、およびカーネルモードのシステムコードを、ページプール(仮想メモリ上の領域)と非ページプール(物理メモリ上の領域)のいずれかに配置します。上記のレジストリ値「DisablePagingExecutive」を「1」に設定すると、これらのドライバおよびコードがページプールを使用しないように構成することができます。ディスクI/Oが発生しないぶん、高速化できるというわけです。

 ただし、この方法にはいくつか注意点があります。まず第1に、512MB以上の十分な物理メモリを搭載したコンピュータ以外ではこの設定はしてはいけないということです。十分な物理メモリを搭載していない場合、システムが不安定になったり、起動できなくなったりする可能性があるためです。第2に、あまり効果が期待できないということです。この設定による効果が明らかなのは、そのコンピュータがプロセッサ(CPU)の処理能力の限界近くまでビジーな場合に限られます。

 最後に、この方法はWindowsNT 3.51/4.0、Windows2000、WindowsXP、Windows Server2003で利用できますが、Windows2000の場合は必ずWindows2000 Service Pack(SP)4が適用されていなければなりません。Windows2000 SP3以前では、このレジストリ値が原因でWindows2000が動作しなくなるという不具合が存在します。

 

http://www.windows-world.jp/faq/-/113511.html こちらから。

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このページは、adminが2008年9月24日 16:42に書いたブログ記事です。

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